聞きたかったコトバ
「…夏木雫です。
住んでるのはわりとこの近くです。
どうぞよろしく。」
簡潔なお言葉。
「なんて呼んだらいいー?」
サチの声がとぶ。
「へんなニックネームさえつけないでもらえればなんでも。
呼びたいように呼んでくれれば。」
そういわれると、夏木さんになるんだけど…
「うーん、じゃあふつうにしずくでいっか。よろしくねー。」
「よろしく。サチって面白いね。」
うん、俺もそう思う。
「じゃあ次は俺か。
石島景太。佐々木くんには悪いけど俺もケイタなんだよね。
だからケイタの呼び名はあとで争うってことで。
よろしく!」
佐々木くんは譲るだろ
おめでとうケイタ、君の勝ちだ。
「らすとー!」
サチがコールする。
「高石恵です。
ここへは電車できてます。
メグって呼んでください。音楽が好きなんでいろいろ語りましょー。
よろしくお願いしまーす。」
なんか一番女の子っぽさがあるかんじ。
なんか小動物的なかわいさがある。
「これにて自己紹介終了ー。」