ねぇ、泣かないでよ。
冷たい手と熱い感情
「陽ーちゃん。」

「和くん」




目の前の和くんを見ると昨日のリハビリを思い出す。

お昼休み、愛美たちとお昼を食べるも、何故か彼がくる。



「和って、陽と付き合ってんのか?」



愛美の隣にいる翔平くんがそう聞く。

私は思いっきり横に首を振る。





「まだ、かな。俺たちはまだ恋人未満なんだ」



そう、和くんはふざける。



「やめてよ。そんな変な言い方」

「なんで?陽ちゃんと俺は、そういう仲でしょ?」

「、、、ただの、友達」

「ふーん。あっそ」



強くは拒めない。
おかしいのは分かってる。でもさ、

違うんだもん。





「月島うぜぇ」

「へ?」

「あいつでしょ?陽ちゃんが悩んでんの」

「、、、颯汰くんは」

「はいはい。わかったって。でも、これだけは言っとく。」
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