硝子の花片
沖田side
…初めて、話したい、なんて笑顔で言われた。あんな屈託のない笑顔で。
桜夜さんは何故か一緒に居て心地良かった。
何でだろう、不思議な子だ。
私は女子が苦手だ。…というか嫌いと言ってもいい。
どう接したら良いのか分からないのだ。
近藤さんは優しくしなさいって言うけれど…
一度それで失敗したことが、あるから。
怖くて、できないんだ。
人の心は変わっていくし、すぐに壊れやすい。
だから触れたくない。
でも桜夜さんは勝手に人の心に踏み込んだりしないし私とも適切な距離を取ってくれている。
この子は人との関わりが苦手なのだろうか?と思うくらい人の心に入って来ない。
思えば桜の大木で出会った時も戸惑ってはいたけれど普通の女の子みたいに悲鳴を上げたり、泣いたりしなかった。冷静で慎重な人だ。
でも周りの事はよく見ている。
私の事も、土方さんの事も、この時代の事も…。
でもそんなに周りを見ていたら心が麻痺したりしないのだろうか。
それだけが心配だ。
…初めて、話したい、なんて笑顔で言われた。あんな屈託のない笑顔で。
桜夜さんは何故か一緒に居て心地良かった。
何でだろう、不思議な子だ。
私は女子が苦手だ。…というか嫌いと言ってもいい。
どう接したら良いのか分からないのだ。
近藤さんは優しくしなさいって言うけれど…
一度それで失敗したことが、あるから。
怖くて、できないんだ。
人の心は変わっていくし、すぐに壊れやすい。
だから触れたくない。
でも桜夜さんは勝手に人の心に踏み込んだりしないし私とも適切な距離を取ってくれている。
この子は人との関わりが苦手なのだろうか?と思うくらい人の心に入って来ない。
思えば桜の大木で出会った時も戸惑ってはいたけれど普通の女の子みたいに悲鳴を上げたり、泣いたりしなかった。冷静で慎重な人だ。
でも周りの事はよく見ている。
私の事も、土方さんの事も、この時代の事も…。
でもそんなに周りを見ていたら心が麻痺したりしないのだろうか。
それだけが心配だ。