君が眠る時には
大切な人〜葵side〜
「面白そうなやつだな。会ってみたい」
そんな俺の軽い一言で遥が連れてきたやつ。
それが雪。
女なんてめんどくさそうだし、関わるだけ時間の無駄だと思っていた。
だけど「同い年」というキーワードに引かれてしまった。
ここは病院だから、同じ年代のやつなんてそうそういない。
いるとしたら爺さん婆さんだけ。
家族しかお見舞いにこないし。
そりゃそうだよな。
ずっと入院していて、友達なんて作れたことがないから。
病院で出会った人と友達になるなんて、そんなことは物語の中だけの話。
実際は隣の病室の人の名前ですら知らない。
知ろうとも思わない。
だって俺は、いつか死ぬんだから。
友達なんて作ったって意味ないんだ。
それなのに…俺は雪と仲良くしたいと思った。
そんな俺の軽い一言で遥が連れてきたやつ。
それが雪。
女なんてめんどくさそうだし、関わるだけ時間の無駄だと思っていた。
だけど「同い年」というキーワードに引かれてしまった。
ここは病院だから、同じ年代のやつなんてそうそういない。
いるとしたら爺さん婆さんだけ。
家族しかお見舞いにこないし。
そりゃそうだよな。
ずっと入院していて、友達なんて作れたことがないから。
病院で出会った人と友達になるなんて、そんなことは物語の中だけの話。
実際は隣の病室の人の名前ですら知らない。
知ろうとも思わない。
だって俺は、いつか死ぬんだから。
友達なんて作ったって意味ないんだ。
それなのに…俺は雪と仲良くしたいと思った。