天涯孤独の雪は、生きるために援交を繰り返していた。
雪がピンチの時とある男の人に助けられ、
病院でその人の弟である葵を紹介される。
「援交、やめろよ」
はじめは葵にイライラしていた雪だが、葵の無愛想ながらも優しい言葉に、次第に心を開いていく。
しかし、そんな葵は大きな病を抱えていてーー
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この物語には『悪役』がいません。
登場人物全員がそれぞれ強い想いを抱いていて、自分の気持ちにまっすぐでした。
みんな憎めないキャラでした(笑)
命について自分について考えさせられる作品で、この『君が眠る時には』を読んだあとわたしも、もう一度ちゃんと自分と向き合いたいと思えました。
自分を大切にしたい、心からそう思うことができるような素敵な作品でした。