暴走族くんと妖精ちゃん
「遥華・・・まだ起きてるか?」

突然寂しそうな声が聞こえる。

「起きてるよ?どうしたの?」

「・・・。」

なによ、黙っちゃって。

「なんか言ってよ!」

「・・・。俺の過去、聞いてくれるか?」

龍牙の顔は暗くてよく見えなかったけど、今までで一番弱弱しい声をしていた。


・・・やっぱりみんな過去はあるんだね。

「もちろんだよ?龍牙の話したいペースで話していいからね?」

「ああ、ありがとな。」


龍牙の過去・・・。どんなことがあったのだろう・・・。



遥華side end
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