暴走族くんと妖精ちゃん
だからある時来た夫婦・・・神崎夫妻も俺のことを指名したけど、引き取ってくれるとは思っていなかった。

「あら~この子かわいい顔立ち。・・・この目も素質があるわね。」

「どれどれ・・・こいつがいいな。目がすごくいい。」

俺は別室に連れていかれ、いつものように施設の職員が俺のあざをみせた。

「あら・・・!!!」

「なんということだ・・・。」

2人は顔を見合わせて驚いた表情をしている。

どうせ俺は引き取られない運命なんだ。

そう思っていた。
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