暴走族くんと妖精ちゃん
「純には今、話そうと思ってな。一緒にいてもらうがいいか?」

「もちろんでございます。」

俺が考え事をしているうちに話が進んでいたようだ。

これから俺はその重大事について知らされるのだろう。


「純、木原が来週北条に攻められる。」

北条?北条なんて大したことない組じゃないか。

「北条は木原の内部に味方がいると言っている。」

は?木原に裏切り?そんなはずないじゃないか。

「俺もそう思いたい。だが辻堂の情報だからな・・・」

辻堂?なんで辻堂が?

「私が暇つぶしにハッキングしてたら見つけたの。それで組長へ。」

そういうことか。遥華はハッキングNo.1だから信じるしかないな。
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