暴走族くんと妖精ちゃん
龍牙side


「今日はあっついし教材室いかね?」

疾風の一言で俺たちは教材室にむかっていた。

教材室といっても俺たちが好きなようにカスタマイズした部屋だ。

冷暖房完備なため、夏や冬、雨の日は屋上ではなく教材室にたまっていた。


「あれ?開かない。」

宙来がドアの前で立ち止まった。

「どうせ俺らをだましてんだろ?・・・あかねえ。」

疾風も開かないという。
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