暴走族くんと妖精ちゃん
そんな時龍牙に出会った。

たまたま木原組と神崎組で会合があったとき、相手の若は同い年だから仲良くなって来いと言われ、2人きりにしてくれた。

その時の龍牙の一声が「お前、俺と静龍に入らねえか?」だったからびっくりだよね。

最初はなんだコイツと思ったけど、30分も話してるうちに打ち解けて、いいヤツだって確信した。

だから龍牙のツテで静龍に入れてもらった。

静龍はすごくアットホームな雰囲気で、メンバー全員が気の許せる兄弟のようなものだった。

それから俺は強くなるために組のトレーニングも欠かさずやった。

俺は静龍に救われた。

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