また君に会いたい
お昼を食べ、4人は中学校の近くをまわった。

「あ、あれ!
裕也と俺が使ってたサッカーゴールだ!」

「ほんとだ!!」

裕也と伊吹は子供のように楽しんでいた。

でも、詩織は少し悲しそうな顔をして見つめていた。

「どうしたの?? 」

「えっ…? ううん、なんでもない!」

「昔のこと思い出しちゃった?」

「ほんとに大丈夫だから!
ありがとね!」

詩織の顔は笑顔になっていった。
しかし、やはりどこか悲しそうな顔だった。

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