また君に会いたい

応援を終え、裕也と春は帰っていった。

詩織は伊吹の帰りを待っていた。


すると…


「よう!お嬢ちゃん♡」

「な、何?」

「これから一緒に遊ぼーぜ!」

「私、彼氏いるんで」

「神田伊吹くん?」

「なんで知ってんの?」

「僕の弟がその人にいじめられてね。
エースも好きな女の子もとられてるんだよーだから、エースは諦めるからさ、君くらいさ弟の彼女になってくれない?」

「嫌です!
私は伊吹のことが好き!
それに、伊吹がエースになれたのは、部活が終わっても毎日努力してるから。
弟さんに言ってあげてください。
こんなこと頼む前に練習したら?って。」

「この女っっ!!」
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