また君に会いたい

「裕也くん、伊吹くんも詩織ちゃんもありがとね…… 」



「あの…春は…大丈夫なんですか?」

「頭を強く打ってるからなんとも言えないって…」



「そうですか…」




「裕也…」


詩織が優しく声をかけても、もう何も答えなかった…




(裕也がこうなるのも無理はねぇよな…
また、春を失うかもしれねぇんだからな…)




「裕也!しっかりして!!」

「詩織。
今は1人にしてやろう…」

「伊吹…うん…」
< 78 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop