借金取りに捕らわれて〈番外編〉~日常~
ん~頬っぺた落ちちゃいそう~
自然と口元がにやけ、落ちそうな頬っぺに手をあて至福の溜め息を吐いた。
「口に合って良かった。さあこれもどうぞ。」
そっと差し出されたのは、一升瓶から注がれた透明な液体が揺らめくグラス。
受けとると、中に入った氷がカランと音をたてた。
「あ、ありがとうございます…」
私を見つめる顔が、先程よりもキラキラ度合いを増しているような…
恐る恐る香りを嗅いでみると、芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。
これ…
「秋庭さん、これって…」
「芋焼酎だけど?」
やっぱり…
「好きだよな?芋焼酎。」
「好きですけど…」
好きなんですけど…
「あの、芋焼酎飲んだらどうなるかこの前見ましたよね?」
「ああ、見た。」
「なら…」
「心配はいらない。抱きつきたいなら、好きなだけ抱きついたらいい。」
ほら、と両手を広げにこりと笑う。
自然と口元がにやけ、落ちそうな頬っぺに手をあて至福の溜め息を吐いた。
「口に合って良かった。さあこれもどうぞ。」
そっと差し出されたのは、一升瓶から注がれた透明な液体が揺らめくグラス。
受けとると、中に入った氷がカランと音をたてた。
「あ、ありがとうございます…」
私を見つめる顔が、先程よりもキラキラ度合いを増しているような…
恐る恐る香りを嗅いでみると、芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。
これ…
「秋庭さん、これって…」
「芋焼酎だけど?」
やっぱり…
「好きだよな?芋焼酎。」
「好きですけど…」
好きなんですけど…
「あの、芋焼酎飲んだらどうなるかこの前見ましたよね?」
「ああ、見た。」
「なら…」
「心配はいらない。抱きつきたいなら、好きなだけ抱きついたらいい。」
ほら、と両手を広げにこりと笑う。