たとえ、この恋が罪だとしても。





図書室の前まで来ると、制服のスカートのポケットから鍵を取り出す。

「あれ…」


鍵を鍵穴に差し込もうとした時、扉が少し開いていることに気付いた。

図書室は電気は点いていないけど、田島さんもう来てる!?


「すいません、田島さん!遅れました!!」

そう言いながら、図書室の扉を開けるとそこにいたのはー…




ビク!!!

図書室の中にいた人に驚いて、身体がビクッと跳ねてしまった。




「…真優」


ここにいるはずのない人ー…





< 183 / 221 >

この作品をシェア

pagetop