たとえ、この恋が罪だとしても。
図書室の前まで来ると、制服のスカートのポケットから鍵を取り出す。
「あれ…」
鍵を鍵穴に差し込もうとした時、扉が少し開いていることに気付いた。
図書室は電気は点いていないけど、田島さんもう来てる!?
「すいません、田島さん!遅れました!!」
そう言いながら、図書室の扉を開けるとそこにいたのはー…
ビク!!!
図書室の中にいた人に驚いて、身体がビクッと跳ねてしまった。
「…真優」
ここにいるはずのない人ー…