たとえ、この恋が罪だとしても。
「その真実を知っているのは、お前たち両親だ」
「!?」
何で、私たちの親がー…?
「どうして俺たちの両親が知ってるんですか?」
「お前たちの両親とは、同じ大学の同級生だったんだよ。で、真実を紹介してくれたのは、お前たちのお母さんだ」
私たちが事情聴取のために警察署に連れて行かれた時、山崎先生とお母さんは名前で呼び合っていた。お父さんのことも、名前で言っていた。
「…そっか…だから…」
山崎先生が私のことを言おうとした時に、"真優は私の子です!!"と顔面蒼白で言い張ったんだ。
でも、でも…
もし、私が山崎先生と真実さんの子供であったとして…
そんな都合の良いことがあるんだろうかー…