大好き
泣きじゃくるあたしを由季は自分の家に招き入れてくれた。

そして、あたしが落ち着くまでずっと隣に居て手を握ってくれた…

由季の優しさが嬉しくてあたしは更に涙を流した。

由季がいてくれて良かった…


由季が出してくれたお茶を飲んで、涙を拭った。

そして…センセに告白をしたことを告げた。

「よく頑張ったね」

由季はそう言い笑ってくれた。


…終わったんだ…

もう全部…



その日は由季の家に泊まった。

あたしが眠るまでずっと優しく手を握っていてくれた。
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