大好き
あれからセンセの授業も毎日出るようになった。

少しずつだけど話もするようになった。

だけどやっぱりセンセは切なそうに眉を寄せて笑うの。

グチャグチャと撫でてくれた頭も壊れ物を触るみたいに優しく触れるだけ。

その度あたしは悲しくなった。

自分がこうしたのに…

後悔したくなかったのに…

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