大好き
「ううん。今回は描きたい物があるの。」

そう言って笑った。これが出来たら…
あたしは卒業できると思うんだ…

この気持ちから…

卒業まで時間がないところで、あたしは校内を走り回る。

あ…

見つけた。

「センセ…」

ゆっくりセンセは振り返る。

「飛鳥…どうした?」

ほらね?
やっぱり切なそうに笑うの。

「センセ、お願いがあります。」

多分これが最後。

これで最後にするから…
< 26 / 47 >

この作品をシェア

pagetop