大好き
卒業式の日…

あたしは1人卒業制作の前に立っていた。

沢山の思いがこもっている一枚。

普通なら返されるこの絵だが、学校側がコンクールに出した後学校に飾りたいと言ってくれたのだ。

あたしが描いた物だがあたしには重すぎる。

だから丁度良い申し出だった。

どの位そこに居たのだろう?

ガラッ…

ドアの開く音にビックリしてドアの方を向く。
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