ブレインゲーム
「うっせえ、いいんだよ手段なんて。知ってんだよ、ブルーカードで買われてることも」



しばしの沈黙のあと9番は立ち上がりゆっくりドアノブに手をかけた



「ブルーカード?…まあいいや負けたから金はこれでいい。あと、もらった額は烏丸俊哉のほうが多いから烏丸俊哉に投票する。じゃあな」



そう言って出て行った



生温い風が事務所にスーッと入って来た



「あっ?んだよあいつ」



少し気になったがどうでもいい



少ししてからロッカーから出て来て



「なーんでお金あげちゃったの?」



5番は早急にミルクティーを作り始めた



「いいんだよ。はした金くらい。これで俺の持ち金はきれいに無くなった」



烏丸はへらへら笑った



「いーまさら負けはしないからな。まっいいか。最後に古葉の所行ってくるわ」



そう言って5番は出て行った



ミルクティーは烏丸の分もあったのでゆっくり口に運んだ



「んだよこれ、甘っ!」



文句を言いつつ全部飲んだ



逆に少しのどが渇いてしまった
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