ブレインゲーム
「次に2回戦自体失格となった選手は、賭けの道具に細工した選手ら6名です」



6人の名前を言った後放送は切れた



「さっきの芥川の対戦相手失格だってよ。やっぱばれてたんだ」



「芥川君とあのロン毛はなんでギャンブル大会失格なんでしょうか?」



「勝手に外に出たからじゃん?」



ギャンブル大会は負けるか大会自体が終了しないと外に出てはならなかった



まだ鳴山は笑っている



「さてどうすんだ、これから?」



倉間はドキッとした



9万じゃどうしようもない



「何とかしますよ」



倉間は精一杯笑ってピースをした



「俺と一緒に賭けるか?」



「いや、お気持ちはありがたいんですが、自分は人に頼りすぎでした」



「そうか、じゃあこれからどうすんの?」



「ちょっと古葉さんに会い、お礼を言って1人で戦います」



「じゃあ最後に勝負だ」



鳴山はそう言うとトランプを出した



「1番上のカードが奇数か偶数か当てろ。10万賭けだ」



少し困惑したがすぐに



「奇数」



と大声で言った



鳴山は少し笑いカードを引いた
< 49 / 338 >

この作品をシェア

pagetop