ブレインゲーム
一方倉間は銀行に少し金を預けてから古葉を探していた



倉間の勘だと今必死にギャンブルをしてる



しらみ潰しにカジノを探したがどこにもいない



「あっ、古葉君と一緒にいたお兄ちゃん」



後ろにいたのは芥川だ



「倉間だよ…」



多分覚えてないだろう…



「大会どうだった?」



「結局優勝者無しだったけど、芥川君はなんで途中からいなくなったの?」



芥川は逆方向を指差して



「あっちで約束してたの」



「約束?」



「そう、風間君と会う約束してたんだ」



「風間?あの前回優勝したあの風間?」



「うん、風間君がなんで優勝できたのか気になったから」



「なんでって?」



倉間は首をかしげた



「彼は確かに頭は切れるけど鳴山君よりは正直下だと思ってたんだ」



「へ〜」



「ただ彼は先読みの才能があり、しかも正直異常なくらい読んでるし、当たるんだよ」
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