ブレインゲーム
「まっ、負けた俺のが悔しいけどな」



鳴山は体を伸ばした



「貴方なら私と当たらない限り決勝に行けます。私も不粋な言い方ですが貴方以外なら負ける気がしない」



冷めた奴だが負けず嫌いで闘志満々



「分からねえぞ、今回のプレーヤーは強えぞ」



鳴山は笑って風間に指を差した



「確かにそうですね。私は貴方と戦う前に勝ち上がりそうなプレーヤーを見つけました」



「へ〜、誰?」



「名前を言っても分からないかもしれませんが」



「いいよ、言っちゃって」


「はい、60人近く戦ったなかで特に烏丸氏と芥川氏と倉間氏の3名が気になりました」



烏丸に芥川に…倉間!?
< 62 / 338 >

この作品をシェア

pagetop