ブレインゲーム
少し考えてから風間は



「その方は3回戦に勝ち上がってきますか?」



ぽつりと聞いた



間髪入れずに



「ああ来るさ」



「なら、3回戦で聞かせていただきます」



風間は歩きだした



「俺は…」



鳴山は一息ついて



「そいつはおまえ以上の敵になると思う」



風間は止まり



「貴方がそこまで言うなんて。ますます楽しみになりました」



風間は行ってしまった



「3回戦は荒れるぞ」



聞こえたのか分からないが風間が後ろを向いたまま手を振った



鳴山は地面に座って空を見た



「信じてっからな、古葉」


鳴山も風間とは逆方向に歩きだした
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