ブレインゲーム
「話は終わり?」



古葉は肩を回した



「ああ、売ってくれんのか?」



「情報って何が知りたいんだよ?」



「鳴山の癖と苦手なものだ」



嘘を言うのは容易だが烏丸ならそれも踏まえているだろう



間髪入れず



「誰が言うかよ。帰んな」



古葉は後ろを向いた



倉間には鳴山の苦手なものをすぐ言ったくせに



「借金100万のお前にを助けてやろうと思ったのによ」



「何か勘違いしてないか?」



烏丸は「はいっ?」って顔をした



「俺は勝ち上がり確定だぞ」



古葉は真剣な顔をしてピースをした
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