あの日見た空が
放課後…
私は物心ついた時から朔が隣にいた
だからこの先もずっと一緒にいるんだと思ってた
(でもなんで朔はあんな事私に聞いたんだろ)
私はいつも朔と一緒に帰っているんだけど
今日は用事があるから
正門で待ってろって言われてたんだけど…
(いくら経ってもこない…教室戻ってみよ)
「あ!いた!え…」
思わず声がもれた
(やばっ)
教室の中にいたのは確かに朔だった
でも同じクラスの
花咲桜(はなさき さくら)がいた
「ごめんね?呼び出しちゃって…」
「いいよ」
「実は朔くんの事ずっと前から好きだったの」
「……俺も」
(え……?)
桜ちゃんは私をいじめているリーダーのようなものだ
最近は特にひどくなっていた
ジャージを破いてゴミ箱に捨ててみたり
体育館の裏に呼び出して
他の女子と私を蹴ったり殴ったり
その度に朔は私を心配してくれて
私は何を聞かれても朔に何も言わなかった
朔もそれ以上は聞いてこなかった
ジャージが破かれたときは
朔に黙っていたけど
ジャージを貸してくれたり
私が転んだと嘘をついたのに
本当は殴られたり蹴られたりしたところを
氷で冷やしてくれたり
ただただ私が泣いていたら
側にいてくれたのに
(なんで…なんで…)
私は涙が溢れそうになった
でもそれを手で拭って2人を見ていた
(とりあえず今日は一人で帰ろ…)
その日みた夕日は少し暗く見えた
私は物心ついた時から朔が隣にいた
だからこの先もずっと一緒にいるんだと思ってた
(でもなんで朔はあんな事私に聞いたんだろ)
私はいつも朔と一緒に帰っているんだけど
今日は用事があるから
正門で待ってろって言われてたんだけど…
(いくら経ってもこない…教室戻ってみよ)
「あ!いた!え…」
思わず声がもれた
(やばっ)
教室の中にいたのは確かに朔だった
でも同じクラスの
花咲桜(はなさき さくら)がいた
「ごめんね?呼び出しちゃって…」
「いいよ」
「実は朔くんの事ずっと前から好きだったの」
「……俺も」
(え……?)
桜ちゃんは私をいじめているリーダーのようなものだ
最近は特にひどくなっていた
ジャージを破いてゴミ箱に捨ててみたり
体育館の裏に呼び出して
他の女子と私を蹴ったり殴ったり
その度に朔は私を心配してくれて
私は何を聞かれても朔に何も言わなかった
朔もそれ以上は聞いてこなかった
ジャージが破かれたときは
朔に黙っていたけど
ジャージを貸してくれたり
私が転んだと嘘をついたのに
本当は殴られたり蹴られたりしたところを
氷で冷やしてくれたり
ただただ私が泣いていたら
側にいてくれたのに
(なんで…なんで…)
私は涙が溢れそうになった
でもそれを手で拭って2人を見ていた
(とりあえず今日は一人で帰ろ…)
その日みた夕日は少し暗く見えた