MIND(詩)
月夜のタンデムシート
見上げれば満月が
僕達を照らしてる
真っ青なタンデムシート
キミだけの指定席
今だけは月さえも
妬ましく邪魔くさい
月だけを見つめてる
キミのコト見つめてる
「月だけが見ている」と
らしくなくキミが言う
真っ青なタンデムシート
キミだけの指定席
月になど勝てないと
また僕は悲観する
勝ち負けじゃないわよと
またキミは苦笑する
仕方ないキミを乗せ
月までのドライブだ
二人きり月の上
邪魔者はもういない
足元には満月
キミの隣には僕
真っ青なタンデムシート
キミだけの指定席