イン a ドリーム ■
「たー子、先行ってて。自販機でなんか飲みもん買ってくる。」
「分かった。先行ってる。」
校門横の自販機前で暫し考え、スポーツ飲料を二つ買った。
きっと遅刻のペナルティーで地獄の野外素振りが待っているはず。
そうなると一本じゃたりないもんね。
今しがた出てきたばかりのペットボトルを両手に持ち、小走りでたー子を追う。
が、私は直ぐに立ち止まった。
校門から校舎までの100mもない道に点々とベンチが置いてあるのだが、その一つに全身黒ずくめの男が項垂れているではないか。
かなり怪しい…
なんか、色々ヤバイ感じもする…
顔は見えないけど、制服も来てないし、体から醸し出したる雰囲気も学生って歳じゃないよね…
でも、さっきあった佐竹さんの例もあるしな…
にしても、構内に怪しい人がいるってヤバくない?
あっ、でもたまたま通りかかった時に、この暑さで気分が悪くなっちゃって休んでるだけとか?
考えすぎかな?
ん~
普段はしないのだが…
「あの~大丈夫ですか?」
声を掛けると、その男の人はピクリと反応はしたけれど、顔を上げる様子はない。
「分かった。先行ってる。」
校門横の自販機前で暫し考え、スポーツ飲料を二つ買った。
きっと遅刻のペナルティーで地獄の野外素振りが待っているはず。
そうなると一本じゃたりないもんね。
今しがた出てきたばかりのペットボトルを両手に持ち、小走りでたー子を追う。
が、私は直ぐに立ち止まった。
校門から校舎までの100mもない道に点々とベンチが置いてあるのだが、その一つに全身黒ずくめの男が項垂れているではないか。
かなり怪しい…
なんか、色々ヤバイ感じもする…
顔は見えないけど、制服も来てないし、体から醸し出したる雰囲気も学生って歳じゃないよね…
でも、さっきあった佐竹さんの例もあるしな…
にしても、構内に怪しい人がいるってヤバくない?
あっ、でもたまたま通りかかった時に、この暑さで気分が悪くなっちゃって休んでるだけとか?
考えすぎかな?
ん~
普段はしないのだが…
「あの~大丈夫ですか?」
声を掛けると、その男の人はピクリと反応はしたけれど、顔を上げる様子はない。