イン a ドリーム ■
魔法使いのおじさんはきっと役に立つと言っていた。



だからって、そんな都合のいい話あるわけがない。



あるわけが…



人間、追い詰められると何をしでかすか分からないと言うが、私も例外ではなかった。



「あ、ああーー‼止まれーー‼」



もうやけくそとばかりに、OFFのボタンを押した。



すると、スイッチの先についた小さなランプが緑に点滅し…











タイマーが止まった。










「マジか…」


残り35秒だった。


奇跡だ。


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