強引な彼の甘い溺愛に囚われて！

ああ…

こんなことしてたらさっきまで勉強してた内容が全部ぶっ飛んでしまいそうだ。

だけど今は…

准一さんに触れて欲しい。

唇と唇が触れる感覚に酔いしれてもっとキスしていたい…そんなことを思ってしまった。


どれだけの時間をそうしていただろうか。

准一さんから降らせるキスを必死に受け止めて目を閉じているとふとその唇が私の首筋へとおりてきた。


「ちょっ…准一さっ」

「んー？」


リップ音を立てながら何度も首筋を這う熱い唇。

ぐっと准一さんを押してもビクともしない。

………これは、マズイのでは？

背中に冷や汗をかきながら准一さんの行動をハラハラしなが目を見開いて追っていると…


なんと准一さんは私の…胸に…

き、ききききすした？！！

私の胸へと落とす唇。

これ以上は非常にまずい。

こんなに大人の階段を上ってしまってはいけない！！


「じゅ、准一さん…これ以上はっ！？ひゃっ！」


言葉を続けようとしたその瞬間。

准一さんの手が私の腰あたりをスッと撫でた。

も、もうダメ…ついていけない。

キャパシティーの限界を超えてしまった私の意識はそこでブラックアウト。

遠い意識の中で准一さんが私の名前を呼ぶ声が聞こえた。