強引な彼の甘い溺愛に囚われて!

あっけなく剥がされてしまったバスタオル。

私は准一さんの目の前に水着姿をさらけ出したのだった。


「…………」

「…………」


お互い無言でその場に神妙な空気が漂う。

准一さんは目を見開いて私を頭のてっぺんからつま先まで舐め回すように見つめる。

対して、どうにも隠しようがなく羞恥で震える私。


ああ…晒してしまった私の貧相な体を。

視線を合わせることすら出来ずに俯いていると、ふと手にぬくもりを感じた。


「へぇ~…こういうの好きなんだ…可愛い」

「……っ」


可愛いと言われるのは嬉しいけど、照れる。

先ほどよりも熱くなる顔。

取られた手が次第に汗ばんでいくような気がした。


「水色かぁーマキによく似合う」

「あ…りがとう」


やっとのことで出た声。

まともに准一さんの顔が見れない。


選んだ水着は水色に細かい白の水玉が散りばめられたビキニ。

紐の部分にもレースがあしらってあり、清楚な感じのものだった。
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