強引な彼の甘い溺愛に囚われて!
それからはお茶を出してもらって3人で仲良くおしゃべり。
准一さんが買った…正確には買わされた品々がテーブルに沢山乗っている。
それを食べるの少し助けてくれ、なんて言い出すものだからゆきのと私は遠慮なくいただいたのだ。
うちのクラスの商品は3つとも完食してくれたらしく嬉しかった。
休憩も残り15分となったぐらいに、ゆきのが立ち上がる。
私も立ち上がろうとしたら、なぜか押されてふたたびソファーに座るハメに。
「マキはもうちょっとゆっくりしてきなよ。リーダーには私がなんとか言っといてあげるからさ?」
「そ、そんな悪いから!私も戻るよ…」
「いや、宮森さんにお願いしよう。1時間も掛からないように返すから」
「どーぞどーぞ、ごゆっくり」
にやにやしながら私に手を振って理事長室を出て行ってしまった。
残された私、目の前には准一さん。
シーン…と理事長室は静かだった。
先に口を開いたのは准一さんで…
「…ここに居たくなかった?」