強引な彼の甘い溺愛に囚われて!
どうみても…明らかに浮いてる私。
一人だけ挙動不審な行動してるに間違いない。
直したいけど…!
まだこのクラスにさえ馴染めていないため、いきなりやめるなんてことは出来ない。
「マキ…落ち着きなよ。ほらせっかくの良い機会だからもっと男友達増やしたりしたら?」
そういうゆきのの通路を挟んで奥の机に座っていた男の子は私にヒラヒラを手を振った。
……チャラい。
私の率直な感想だった。
「え…無理。ゆきこそ…あの、そこの人ともう友達なの?」
「んー今なったよ!けっこうイケメンだよね。名前は西野 康史(コウジ)君って名前らしいよ」
「良かったね。ゆきはそういうチャラいの好きなんだもんね………」
ボソッと呟いたけど、それはゆきのの耳にもしっかりと届いていたらしく「そんなことないよ!これが普通なんだって!」と言い張る。
「でも怖くない…?」
「大丈夫だって。ほらマキもおいでー」
そのまま促され私はゆきのから、さきほどの男の子、西野君、そしてその友達…と紹介させられた。
ハッキリ言えば、友達は友達。