◇夢幻~ゆめ~◇


花火の会場にはすでに
たくさんの人がきていて
すごく賑わっていた。


『りんごあめ買ってきていい??』


『うん。いいよ!じゃぁ、俺おごるよ。』


『ほんと? ありがとう。』


『どういたしまして。』


『わたがしも食べたい!』


『了解。』


そういって、たくさん買ってもらった。


恵の隣で歩いていると、
なんかカップルみたい。


私にとても優しくしてくれる。


『あのさ、俺と…。
 あ。やっぱなんでもない。』


『え?』


『みるく!』


『ん??』


『ジュース買ってくるからさ、
 ここで待っててくれる?』


『分かった。』

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