私の部屋の隅の宝石
「な、なに?…これ、」
その丸いものを手に取ると私の足が勝手に動き出す。
「え、なに…なんなの…」
怖い、と思っているのに何故か楽しみ、と思っている私自身が怖いかも。
ついた場所は私の知らないステンドグラスが綺麗な木造の建物だった。
「き、綺麗…」
Warehouse of jewels
「なんていみだろう…」
「日本語では宝石の倉庫っていう意味だよ。」
CLOSEと書いているそのドアから出てきたのは中性的な顔立ちの白髪で宝石のような蒼い目で私と同じくらいの歳の人。
その後にはその人と同じように白い毛に宝石のような蒼い目の猫がいた。