独占したい、甘々に。【完】

♡Jealousy

***





月曜日、今日から通常通りの授業が始まる。





私は久しぶりに悠乃と一緒に学校へと向かっていた。





「悠乃とこうして学校行くの久しぶりだね」


「だね~」





そう言って悠乃は眠そうに大きな欠伸をする。





学校へ向かうにつれ、生徒たちの姿が見えてくるわけだが…





いつもの如く、視線が集まっているのを感じた。





きっとみんな悠乃を見ているに違いない、そう文化祭の前までは思っていた。





…えっと、私が見られてる…?





そう、生徒たちの視線は私に向けられていたのだ。




と言っても、そのほとんどが男子生徒であり、女子生徒は悠乃を見て目をハートにさせている。
< 123 / 265 >

この作品をシェア

pagetop