独占したい、甘々に。【完】
なんで私こんなに見られてるんだろう…?





辺りをキョキョロとする私に、悠乃は頭をポンッと撫でた。





「え?」





「キョロキョロしなくていいから」





そうぶっきらぼうに告げられた。





え、悠乃、なんだか機嫌悪い?





私なにかしちゃったかな…





そんなことを思っていると、あっという間に教室へとたどり着き、悠乃はそそくさと自分の教室へと行ってしまった。





どうしたんだろう…


朝は別に怒ってる感じしなかったし。





少し考えてみたがピンとくる答えは浮かばなかった。
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