独占したい、甘々に。【完】
那津くんは誰に対しても優しく、その明るい性格から、みんなの人気者だった。
それに頭もよくて、顔だってすごく整っている。
中3で初めて同じクラスになって、しかも偶然隣の席で。
まだクラスに馴染めていなかった私を那津くんが助けてくれたんだよね。
那津くんと初対面だったのにすごく話しやすくて、嬉しかったな。
ただ卒業間近な頃は席が離れちゃって、進学のこととか話せなったんだよね。
…それがまさか、同じ高校だったなんて。
こんな奇跡みたいな偶然って本当にあるんだね。
「さゆ~?何だか、顔がニヤニヤしてるよ?」
「えっ」
ちーちゃんは楽しそうな様子で私の顔を覗きこんだ。
「誰のこと考えてたのかな~?」
「ち、ちーちゃん!からかわないでよ~」
それに頭もよくて、顔だってすごく整っている。
中3で初めて同じクラスになって、しかも偶然隣の席で。
まだクラスに馴染めていなかった私を那津くんが助けてくれたんだよね。
那津くんと初対面だったのにすごく話しやすくて、嬉しかったな。
ただ卒業間近な頃は席が離れちゃって、進学のこととか話せなったんだよね。
…それがまさか、同じ高校だったなんて。
こんな奇跡みたいな偶然って本当にあるんだね。
「さゆ~?何だか、顔がニヤニヤしてるよ?」
「えっ」
ちーちゃんは楽しそうな様子で私の顔を覗きこんだ。
「誰のこと考えてたのかな~?」
「ち、ちーちゃん!からかわないでよ~」