独占したい、甘々に。【完】
「おはよ紗雪」


「おはよ、悠乃」





翌日、いつも通りに悠乃が迎えに来てくれて一緒に学校へと向かっていた。





…昨日はよく眠れなかった。





考えないようにしても、どうしても考えてしまう。





はぁ…


どうしてこんなことになってるんだろう。





「紗雪?どっか調子悪いの?」





「えっ」





急に視界いっぱいに悠乃の顔が映り込み、現実へと戻った。





「全然元気、だよ?」





「ならいいけど」
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