独占したい、甘々に。【完】
思わずちーちゃんの言葉にうるっときてしまっていた。





「今日は楽しんできなよっ」





ちーちゃんに背中をポンッと叩かれ、私は満面の笑顔で頷いたのであった。





しかしその日の放課後、事件は起こったのだった。





ウキウキとした様子で悠乃と一緒に玄関を出ると、校門で鶴見さんの姿を見つけた。





「悠乃くーんっ!」


「星香?」





鶴見さんはニコニコしながら悠乃の元へ駆け寄って来た。





悠乃は少し驚いているのか、目をパチパチさせている。





どうして鶴見さんがいるの…?
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