独占したい、甘々に。【完】
「今日紗雪に会えて本当によかった!またこれからもよろしく」





悠乃はそれだけを伝えると、再び教室を後にしたのだった。





「悠乃…」





…それは私のセリフだよ。





私だって悠乃にまた会えて本当によかった。





今日学校に来てよかった…こんな偶然あるんだね。





改めて喜びを噛みしめ笑顔を零す。





さてと、私もそろそろ帰ろっかな。





引き出しに入っていた宿題をカバンに入れ、軽い足取りで教室を後にした。





「…早く夏休み終わらないかな」
< 21 / 265 >

この作品をシェア

pagetop