独占したい、甘々に。【完】
そんなことを考えながら、私は自分の教室へと足を向かわせた。





悠乃はもう学校着いたのかな~





ちゃんとクラスに馴染めるといいな。


昔の悠乃を知ってるから、ちょっと心配…





すっごく人見知りで、寂しがり屋で、いっつも私の後ろに隠れてたもんね。





友達作るのも苦手みたいだったし。





ふと、再会したときの悠乃を思い出した。





…昔と大分すぎるくらい変わってたし、大丈夫だね。





苦笑いを零しつつ、3組の教室のドアを開けた。





すると、





「さゆ~!!」





「わっ」





開けたドアの先には熱い抱擁が待っていた。
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