独占したい、甘々に。【完】

俺はようやくハッとし気づいた。





もしかして、星香…俺のことを。





ようやく星香の気持ちに気がつき、気まずそうな表情を浮かべた。





「星香…俺は」





「悠乃くんの気持ちは分かってるよ！」





俺の言葉を遮り星香は叫んでいた。





「悠乃くんの気持ちが私に一度だって向いたことないくら知ってるよ。ずっと近くで見てたんだから、分かるよそれくらい」





暗い顔をする星香に俺は声をかけられなかった。





「それなのに悠乃くんは私に優しくするし、期待持たせるようなこと平気で言っちゃうし…ほんと、ずるいよ」





「…ごめん」