独占したい、甘々に。【完】
それでも俺は、星香を抱きしめることは出来なかった。





必死にしがみつく星香に触れることが出来なかった。





「星香…ごめん。俺は」





その時だった。





抱き着く星香を離そうと腕を伸ばした時、紗雪の姿が視界に映ったのだ。





「悠乃…?」





「紗雪っ!?」





紗雪はすごく驚いた表情をしていた。





しかしそれも束の間。





この状況を見て紗雪は再び姿を消したのだった。
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