独占したい、甘々に。【完】
そして眠り始めてから数十分が経過した。





ん…

なんか、ほっぺ触られてる…?





頬に何か違和感を感じ、眠りから目を覚ました。





「んぅ…?」





寝起きで焦点の合わない瞳と重たい瞼。





「あっ、やっと起きた」





そんな視界の先には、何故か知らない男の子の顔があった。





しかも、かなりの近距離だ。





覚醒しきっていない脳は、この状況を未だ理解出来ない。





ふぇ?


この人、誰なんだろう…





首を傾げる素振りを見せる私に男の子は言った。
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