独占したい、甘々に。【完】
「すごいっ…」





まるで本物の執事みたい…





女の子に囲まれる中、悠乃だけが異色のオーラを放っていた。





似合うとは思ってたけど、これほどカッコいいとは思ってなかった。





ついつい他の女の子たちと同様に、悠乃に見惚れてしまっていた。





「ふふっさゆってば、目がハートになってるよ?」





隣でちーちゃんは、クスクスと私を見て笑っている。





「ハートになんてなってないよ!ほら、教室戻ろっ」





図星をつかれ若干焦り気味になりつつ、この場を離れようとした。





「え~話しかけなくていいの?」
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