*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
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「んっ~~もうっ!」
「…ごめん」
ベッドの中でむき出しの肩を怒らせて牛の如く怒っている私を、修平さんはベッドサイドに腰かけて謝罪の言葉を口にしている。
少し前からこの遣り取りを数度繰り返しているのは、私は今までベッドの上から一歩も出ていないせいだ。
今は午後二時を過ぎた所で、朝目が覚めてから何も、水すらも口にしていないのだ。朝食どころか、昼食もまだ食べていない。
「はい、お水。」
差し出されたペットボトルを見て、渋々起き上がりそれを受け取ると一気に喉の奥に流し込んだ。
長い時間を声を上げ続けたせいでヒリヒリとした喉に、冷たい水が流れ込んで気持ち良い。
ゴクゴクと半分以上を一回で飲みきって、「はあっ」と大きく息をついた。
朝一番から私を襲った修平さんは、私の弱いところを探し当てては責め続けた。
私が「もう無理」と根を上げると、「『修平』て呼んでくれたらやめてあげる」と言い、恥ずかしがった私が素直に口に出来ないでいると、更に甘く責め立てられて、とうとう負けた私が、彼の要望通り名前を呼ぶと、毎回極上の笑顔で破顔する。そして、「ご褒美に」と新しい刺激を与えてくる。
何度も絶頂に押し上げられて溶かされきった私が、「もういいから…」と懇願した時すらも、すごく意地悪な要求を突き付けて、私を啼かせた。
そんなふうに朝から彼に責められ続けたのに、それは一度では終わらずに、何度も何度も求められて、全てが終わった今ではもう声を出すのも辛いくらいなのだ。しかも下半身には全然力が入らない。
お腹だってペコペコなのはずなのに、空腹なんて感じないほど麻痺している。