*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
ハンカチをギュッと握ったまま立ち竦んでいる私の両手を、修ちゃんは自分の手で優しく包み込んだ。
そしてそのまま、スッと私の前にひざまずく。
『どうしてそんなことをするのか』とか『何が起こるのか』とか、考える隙なんて全くなかった。
目の前に片膝を着いた修平さんに目を見張った、次の瞬間。
「俺と結婚してくれませんか?」
修ちゃんは私を見上げながら、真摯な瞳でそう言った。