*続*恩返しは溺甘同居で!?~長期休暇にご用心!
「えっと、健太郎さんもお仕事は連休明けからですか?」
「ああ、一応俺は事務所が休みだからな。クライアントとの約束もこの連休明けまでは入ってないし。」
「私も同じよ。社長の予定によっては土日に出勤することもあるのだけど、今回の連休は丸々休みなの。」
「社長の予定、ってことは、遥香さんは社長秘書なんですか!?」
「あら、言わなかったかしら?まあ、第二秘書だからそんなには忙しくはないのだけどね。」
「す、素敵です。」
「言うほど素敵でもないわよ。雑用係的な面も沢山あるし。社長の予定次第の仕事だから、早朝から深夜まで、なんてこともザラだしね。」
私を見て話していた遥香さんが、チラリと目線を隣にずらした。
「ま、私なんかより、修平くんの方がよっぽど大変だし忙しいけどね。」
「そうなんですか?」
「そうよ。連休前なんて、後輩のとんでもないミスのせいで、連日泊まり込み対応だったしね、修平くん。」
「ああ…まあ、そんなこともあったな。」
突然話を振られた修平さんは、言われてやっと思い出したみたいな、生返事をした。
「連休前って、四月二十日ごろのことですか?」
「そうそう、それよ。」
私たちにとっては初めてのデートの途中、会社からの電話で呼び出された修平さんが、それから数日間、ほとんど家に帰ってこれなかったことが思い出される。
「ああ、一応俺は事務所が休みだからな。クライアントとの約束もこの連休明けまでは入ってないし。」
「私も同じよ。社長の予定によっては土日に出勤することもあるのだけど、今回の連休は丸々休みなの。」
「社長の予定、ってことは、遥香さんは社長秘書なんですか!?」
「あら、言わなかったかしら?まあ、第二秘書だからそんなには忙しくはないのだけどね。」
「す、素敵です。」
「言うほど素敵でもないわよ。雑用係的な面も沢山あるし。社長の予定次第の仕事だから、早朝から深夜まで、なんてこともザラだしね。」
私を見て話していた遥香さんが、チラリと目線を隣にずらした。
「ま、私なんかより、修平くんの方がよっぽど大変だし忙しいけどね。」
「そうなんですか?」
「そうよ。連休前なんて、後輩のとんでもないミスのせいで、連日泊まり込み対応だったしね、修平くん。」
「ああ…まあ、そんなこともあったな。」
突然話を振られた修平さんは、言われてやっと思い出したみたいな、生返事をした。
「連休前って、四月二十日ごろのことですか?」
「そうそう、それよ。」
私たちにとっては初めてのデートの途中、会社からの電話で呼び出された修平さんが、それから数日間、ほとんど家に帰ってこれなかったことが思い出される。